南ユーカリが丘は、千葉県佐倉市の最も西部である志津地区に位置する住宅団地です。京成電鉄ユーカリが丘駅の南口からユーカリが丘緑道を経て水道道路までの左右に広がる住宅地を形成する地域で、地番表記は「千葉県佐倉市南ユーカリが丘」となっています。都心より40Km圏、成田空港は20Km圏、千葉市街は10Km圏の位置にあります。

ユーカリが丘駅南口駅前区域とユーカリが丘緑道沿いには、タワーマンションなど大規模なマンションが並んでいます。駅前からユーカリが丘緑道沿いは商業区域となっており、ファミリーレストランやコンビニエンスストアを始め、さまざまな店舗や事務所が並んでいます。それ以外の殆どの区域は第一種低層住宅専用地域に指定されており、戸建て住宅と低層マンションにより構成されています。 

地域には「地区計画」を導入し、土地活用ならびに建築に制限を設けています。さらに、住民主体による「街並み維持管理規則」の推進により、緑豊かな美しい街並み,景観を維持しています。また、北総地域特有の起伏の多い地形のため住宅地はひな段状に造成され、大部分の敷地境界には大きな御影石の自然石を用いた石積みが施されており、景観上の大きな特徴となっています。

周辺には、印旛沼をはじめ北総の豊かな自然が残されており、住宅地内でも野鳥を多く見かけることができます。一方、ユーカリが丘駅の北口(ユーカリが丘)には、ホテルやタワーマンションや大型ショッピングセンターを始め、シネマほかのレジャー施設も多く誘致され、にぎやかな景観とともに地域の利便性を高めています。

いわゆる"ニュータウン"を形成する住宅団地ではありますが、開発着手後約30年(居住開始後約１7年)を経た現在も区画分譲が続いており、このため住民の年齢構成には偏りが少なく、子供の数も比較的多い地域となっています。

ユーカリが丘緑道を挟んだ東側の区域は志津小学校学区、西側の区域は上志津小学校学区となっており、東西区域ともに中学校は志津中学校の学区となっています。

1971年、ニュータウン開発に着手した山万株式会社により、佐倉のきれいな空気と豊かな水がユーカリの木のようにこの街を大きく育んでくれるよう願いをこめて「ユーカリが丘」と名付けた・・そうです。(山万株式会社発行冊子「夢百科」より引用)

「南ユーカリが丘」は、1997年の第1期分譲開始に伴って上座・遠間作の一部から町名地番変更がなされ、正式な表記となりました。